ポコにゃん’s Blog

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「受験は団体戦」は都合の良い言葉

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こんにちは!ポコにゃんです!
今回は受験についてのお話をしていこうと思います。
前回と一部関連しているのでこちらも見ていただけると嬉しいです。


目次

1.受験経験者(受験生)なら恐らく聞いたことのある「受験は団体戦」という言葉

「受験は団体戦」とは?

簡単に言えば、「お互いに助け合い(刺激し合い)ながら、切磋琢磨して受験を乗り越えよう」「苦しいのは1人じゃない、みんな苦しいんだよ」という意味合いになると思います。
※もし見ていただいている人の中で、他の解釈をされた方がいらっしゃいましたら是非コメントで教えてください。

「受験は個人戦」では?

「受験は団体戦」の意味を考えた貴方は、「受験って個人で決めて受けるんじゃないの?」「いくら団体戦と言ったって本番では全員敵じゃないか」「仮に落ちても学校が補償してくれるわけでもない(自己責任)」と考えたのではないでしょうか? 高校生や受験生の方は特に同じようなことが頭に浮かんだと思います。

実際私も「受験は個人戦だろ」と思っていました。
ですが教師達の使う「受験は団体戦」には様々な思惑があるそうです。
次セッションで見ていきましょう。

2.「受験は団体戦」は学校や教師にとっては都合が良い

学校単位で見れば「受験は団体戦」になる

いきなり例え話なのですが、とあるA高校では東大受験者が5名います。学校としては生徒や外部からの評判を上げる為には全員が受かる方がベストです。そうなった場合に教師達は「お互いに助け合いながら、切磋琢磨してくれ」と言うしか無いのです。その短縮版が「受験は団体戦」となります。

この例えでは東大しか出していませんが、他大学でも本質はさほど変わりありません。

学校単位で見れば、難関大学の合格数が多いほど評判が良く、それだけ良い生徒が集まりやすい為、偏差値や志願者数が上昇する傾向があります。この傾向が良いか悪いかは別ですが。

東大の例で見れば、5人受けて5人全員合格したA高校と20人受けて4人合格したB高校を比べてみれば、結果として受験者数の少ないA高校の方が成果が良いと判断されます。
よく見る「A高校、東大合格者5名!」みたいな感じで考えてもらえばいいと思います。

そのため、教師達は「受験は団体戦」という言葉を用いて生徒達のやる気を上げようとし、それに加えて学校の評判を上げたいという意図も含めていると考えます。そう考えると非常に都合の良い言葉です。

余談ですが、「受験は団体戦」は自称進学校(偏差値40~50くらい)の教師達が使いがちですね。
私も自称進学校出身で、教師達はバリバリ「受験は団体戦」を連呼していましたw

3.「受験は団体戦」は合ってはいるし、間違ってもいる

セクション2では「受験は団体戦」を都合の良い言葉と述べましたが、特段間違っているとは言えないのです。まず最初は間違っていると感じるところから話していきますね。

間違っていると思うところ

受験する本人にとっては明らかに個人戦です。たとえ友達同士で受けたとしても、本番では皆がライバルです。落ちたとしてもほぼ100%自己責任となる時点でお察しですよね。

勉強過程においても、自分と友達とでは最適勉強時間や勉強法が全然違います。それは個人で模索していくしかないので団体戦と一括りにするのは都合が良すぎますね。

合っていると思うところ

本番では明らかに個人戦になりますが、日々の勉強過程においては友達と勉強を教え合ったり、先生に質問したりしていますよね。この部分は団体戦と言っても良いと思うし、過干渉にならない程度にこれらを行うことは大切です。

受験するのは自分自身ですが、勉強するための環境を作ってくれたり、自身を支えてくれたりする大元は両親(家族)です。その支え無しでは受験は厳しいと思います。そういう意味では団体戦と言っていいでしょう。

4.まとめ、ポコにゃんコメント

まとめ

・「受験は団体戦」という言葉は競争思考が生み出した、どちらかと言えば学校・教師側に都合の良い言葉である。
・全てが間違っているわけではなく、視点によっては正しくも間違いにもなる。

ポコにゃんコメント

最後までお疲れ様です。今回も受験関連のお話でした。

私は「受験は団体戦」という言葉は当時も今も嫌いです。明らかに昭和の文化や競争をそのまま引き継いでいる感じがしますし、詰め込みをまた詰め込むみたいな感じなので、読解力や思考力をつける方向とは真逆の道を歩ませることを促す言葉に感じてしまうからです。
ただ、途中にも書いた「両親の支え」には特に感謝しないといけないなとつくづく感じました。受験当時はその意識が欠如していたと自分でも感じています。書いているうちにそんなところにも気付かせてくれる、発見の多い記事になりました。

コメントがつい長くなってしまいましたが、最後まで見てくれて本当にありがとうございます!
もし良ければ読者登録、評価、コメントをしてくれると嬉しいです!
それではまた次回でお会いしましょう。